缶詰・びん詰・レトルト食品で社会貢献を
天狗缶詰の源流は青果問屋です。大正12年(1923)、創業者・伊藤徳次郎が「農家のみなさまをすこしでも経済的に安定させたい」という思いから保存食の缶詰に目をつけ、起業したのが始まりです。
それから約90年、今では缶詰・びん詰に加えて、レトルト食品の製造・輸入・販売まで行っています。歴代の経営者は、それぞれの時代の影響を受けながらも、伊藤徳次郎の思いとともに、「会社は存続し続けるためにも、社会に貢献するためにも、利益を出して納税する必要がある」という考え方で働いてきました。
社員とその家族を支え、納税することが企業の優先課題であり、その上で食を通じた社会貢献をする。本業から離れて事業を興したり、マネーゲームに走ったりしない。こうした考え方に共感してくださる農家の方々や缶詰を買っていただく消費者の方々、そして社員の頑張りがあったからこそ天狗缶詰がここまで継続してこられたと思っています。
食の楽しさや喜びを感じてもらいたい
現在、天狗缶詰はたけのこやアスパラガス、ふきといった季節性の高い野菜、桃・ぶどう・パイナップルなどのフルーツや寒天などのデザート、うずら卵、豆、栗、シーフード、おでん缶まで、幅広い缶詰・びん詰及びレトルトパウチ製品を取り扱っています。
「缶詰のことなら、どんなことでも天狗が応えてくれる」と、お客さまに安心感をもっていただけるようにもなりました。今後も業務用缶詰・レトルト食品のソリューション企業であり続けたいと考えています。
「食の安全・安心」が声高に叫ばれる時代になりましたが、私は食の楽しさやおいしいものを喜ぶ感覚に注目しています。めざすのは、安全でおいしいものを自分たちの共同体でつくり、リーズナブルに提供することです。
その手始めとして、国産マッシュルーム缶詰・袋詰の提供を始めました。無農薬、手摘みで栽培されたマッシュルームを生のまま加圧加熱殺菌処理し、調味料無添加で仕上げてあります。ボイルしないことで、うまみがぎっしりと詰まったマッシュルームそのもののおいしさを食卓にお届けすることができるのです。
缶詰は気軽に買えるお値段で、調理時間を短縮でき、おいしく安心して食べられる商品です。こういった商品を増やしていくことで、日本人の食生活に貢献していきたいと思っています。
誰にでも、どんなことにも「真摯に向き合う」
天狗缶詰の理念は、「真摯に向き合う」です。営業マンも、工場で働いている人たちも、事務をしている人たちも、それぞれが仕事に対してまじめに取り組むことです。また、仕入先や得意先との課題・問題については、ごまかしたり、逃げたりせず、積極的に関わり、みんなが納得できるよう話し合いを継続することでもあります。こうした真摯な姿勢を貫くよう努めています。
実は2010年2月、輸入したみかんの缶詰に金属片の混入があったため、保健所に届け、すぐに自主回収する事態が発生しました。金額的な打撃はもちろん、お客さまからお叱りも受けました。しかし、こうした時こそ、理念を行動にうつさなければならないと思い、社員一丸となってこの問題に対処しました。
その結果、お客さまの信頼が以前よりも高くなり、みかん販売は前年度を上回り、社員の気持ちもひとつになりました。目先の利益にこだわらず、相手の利益・社会の利益を考えた行動を続けることで、社員にも、得意先にも、仕入先にも愛される会社になれると信じています。
私たち天狗缶詰は、「愛される会社」をめざし、これからも真摯な姿勢で事業に取り組んでいきます。
今後ともより一層のご支援、ご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。





